丁寧な解説とわかりやすい写真やイラストが特徴の、松岡みやびさんの教本です。
最初にハープの構え方やレバー操作、チューニングについて、また音符の読み方まで、わかりやすい写真や絵とともに16ページまで丁寧に説明があります。
その後、早い段階で「キラキラ星」や「禁じられた遊び」といった耳馴染みのある曲が登場し、メロディを楽しみながら習得できるよう工夫されています。
それぞれの曲で音符や鳴らし方、ハープの用語やオリジナルのマークを用いて音楽的に弾けるよう、とにかく丁寧に作られています。
レッスンのスタートから10ページほどで3和音の伴奏が登場し、最後の20ページ以上はアメージンググレースやカノンといったコンサート曲集になっています。
127ページの1冊で初心者からコンサートまで対応していて、わかりやすく弾くのが楽しくなる内容です。
ただ、いくら音譜の読み方から説明しているとはいえ「ハープ初心者」向けの充実した内容で、「楽器初心者」にはちょっと進みが早く、何か別の教材を併用して補う必要がありそうです。
あとは・・・ハープの楽譜は稀少でピアノ楽譜のようにはいかないのでしょうが、とにかくちょっとお高いのが・・・つらいところです。
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