フィビヒ ピアノ曲集[気分、印象と思い出]
巻頭解説から抜粋してご紹介すると、ボヘミアで生まれたフィビヒはドイツロマン派の影響を大きく受け、多くのメロドラマやオペラ、交響曲、室内楽を作曲し、ピアノ曲も600曲以上残しています。
この作品は晩年の恋人アネシカとの愛の日記と言われており、小品ではありますがロマンティックな曲、ドラマティックで情熱的な曲、民族色豊かな舞曲など親しみやすい作品ばかりです。と言う通り、ほとんどの曲が2ページから4ページの短い曲で、難易度としてはソナチネアルバム~ソナタアルバム1程度といったところ。
短い中に独特で美しいメロディー、おしゃれな響き、甘くて感傷的で、愛の日記と言われているのも納得。どの曲も初めて触れるものばかりかもしれないけど、弾き応えがあり、華やかさあり、聞き映えする派手さもあり、大人の魅力がある曲集です。
ラウンジで弾くのも素敵、忙しい中高生が発表会のために短期集中で形にするといった使い方もアリの1冊です。
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