「アキ ピアノ教本3」でいろいろなポジションを、短い曲でたくさん経験!
ハ長調が少なく、ニ短調、ニ長調、ハ短調、ト長調、ヘ長調、イ短調、ト短調、ホ長調と36曲で9パターンもの調が体験できます。
曲はほとんどがオリジナルのものですが、ヘ長調とニ長調のメリーさんのひつじ、ハ長調の山のおんがくか、ロンドンブリッジ、大きなくりの木のしたで、キラキラ星、ニ長調のむすんでひらいて、こぎつね、ト長調のかっこう、ヘ長調のアーユースリーピンなど人気の曲も入っています。
オリジナル曲も8分音符やハモりメロディなど簡単過ぎないところが、短いながらも弾き応えがあり達成感もあります。
私の教室では「アキ ピアノ教本」を「ピアノドリーム」や「オルガンピアノの本」などをメインで使っている生徒さんが、指番号と音名を混同しているなぁ・・・と指番号泥沼に向かっていそうな時にスタートさせるので、シリーズの3巻を使うことが多いです。
4小節~8小節の曲がほとんど。なので「この本は特別」先生と一緒に練習しながら弾けるようにしていこう!と苦手意識を持たせないように使ったりしています。また、調、リズム、ポリフォニーといろいろな要素が散りばめられているので、少し経験を積んでからの初見練習にも使える内容です。
難易度としては左手で主要3和音の伴奏、右手でシンコペーションの単音メロディといったところです。
初級テキストの多くは覚えやすいために1~5の指に「ドレミファソ」ヘ音記号なら「ドシラソファ」を当てはめているので、指番号に頼りすぎて1を見ただけで「ド!」4を見たら「ファ!」となってしまう子も少なくない。
再三いっしょにしちゃダメよ、音の名前と指の番号は関係ないのよと伝えていても、いざ真ん中CポジションからGポジションの曲に入った途端、実は譜読みがまったく出来ていなかった~なんてことも残念ながらあるあるです。
少しでも怪しいなと感じたら、早めにいろいろな調を経験させたいですよね。そんな時にぜひ試してみてくださいね。
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