バイエル初級程度 新訂 ピアノの森(1)
1:こどものマーチ (右手) 2:あまいパン (右手) 3:森の夜明け (左手) 4:森のうさぎたち (左手) 5:チューリップのワルツ 6:いちばん星みつけた 7:ゆうべの星 8:メリーさんのひつじ 9:森のきつつき 10:こもり歌 11:かっこう 12:ちょうちょう 13:むっくりくまさん 14:ぶんぶんぶん 15...
弾きやすさ№1は「ピアノの森1」
譜読みの得意ではない子に自身をつけて、より沢山の曲数をこなしてもらうにはもってこいの曲集です。
全37曲中、ほとんどの曲が最初に覚える5指ポジションそのままで、伴奏も主要三和音が多いため、とても弾きやすいです。
メロディーが二点ハからのド~ソなので、真ん中Cポジションのメインテキストが二点ハまで進んだ頃にプラスするのがオススメ。
あまりにもポジションそのままなので、指番号でド~ソを覚えてしまう(覚えたと錯覚してしまう)リスクはありますが、そこはレッスンの中でしっかり注意しておくことが大事ですね。
最初の2曲は右手、次の2曲は左手、そして次の2曲は両手で一つのメロディをとりますが、この両手は楽譜的にもポジション的にも少しやりにくいので、私はいつも飛ばしています。
ここまでは、馴染みのない練習曲から知っている曲への慣らしといった感じで、7番から本格的にメロディと伴奏の両手が始まります。
10番までの伴奏は「ソ」、その後14番までが「ド」と「ソ」、15番から22番で「ドソ」「シソ」の和音が登場。
19番20番だけ異色の「レラ」で楽しい響きを体験し、23番以降は主要三和音の伴奏の反復練習、和音で取っているものがほとんどです。
36番が唯一の短調、イ短調で、初めての臨時記号♯も出てきます。
ラスト37番は中間部で転調があり、♭と♯が一つずつ出てきます。
弾き応えありつつ、黒鍵の使用で達成感ありつつ、それでも2段ずつのわかりやすい構成で、譜読みが苦手な子、練習量がちょっと少なめな子にも使いやすい1冊です。
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